ソクマル歯科医師

68歳の女性。全身麻酔下に長時間の手術を受け、数日間ベッド上で安静にしていた。初…

68歳の女性。全身麻酔下に長時間の手術を受け、数日間ベッド上で安静にしていた。初めて歩き始めた直後に、突然の呼吸困難と胸痛が起こった。この病態として考えられるのはどれか。

解説

下肢の深部静脈の血栓がはがれ、右心を通って肺動脈に詰まった肺塞栓症が考えられます。手術や長期の安静臥床で下肢の血流が滞ると、深部静脈に血栓ができやすくなります。歩き始めて血流が戻るとこの血栓がはがれ、静脈血の流れに乗って右心房・右心室を経て肺動脈に詰まり、突然の呼吸困難や胸痛を起こします。左心房の血栓は大動脈を通って脳などの動脈を塞ぎます。予防には早期の離床や弾性ストッキングが用いられます。
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