口腔粘膜の病変の生検を計画するにあたり、正常な口腔粘膜の組織像を部位ごとに確認し…
口腔粘膜の病変の生検を計画するにあたり、正常な口腔粘膜の組織像を部位ごとに確認した。部位と上皮の性状の組合せとして正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 舌背:線毛をもつ多列上皮で覆われ、舌乳頭はみられない。舌背は重層扁平上皮で覆われ、糸状乳頭などの舌乳頭をもつ特殊粘膜です。
- ⑵ 口腔底:厚い角化層をもつ上皮で、粘膜下組織を欠いている。口腔底は薄い非角化の上皮で覆われ、疎な粘膜下組織をもつ被覆粘膜です。
- ⑶ 付着歯肉:角化した重層扁平上皮で、骨膜に直接付着している。付着歯肉は咀嚼粘膜で角化し、粘膜下組織を欠いて骨膜に結合しています。
- ⑷ 硬口蓋:角化した重層扁平上皮で覆われた咀嚼粘膜である。硬口蓋は咀嚼の力を受ける咀嚼粘膜で、角化した上皮に覆われます。
- ⑸ 頬粘膜:角化していない重層扁平上皮で覆われた被覆粘膜である。頬粘膜は可動性のある被覆粘膜で、非角化の重層扁平上皮に覆われます。
解説
付着歯肉、硬口蓋、頬粘膜の3つの組合せが正しいです。口腔粘膜は、咀嚼の力を受ける咀嚼粘膜(歯肉・硬口蓋)、可動性のある被覆粘膜(口唇・頬・口腔底・舌下面・軟口蓋)、舌乳頭をもつ特殊粘膜(舌背)に分けられます。咀嚼粘膜は角化した重層扁平上皮で、付着歯肉は粘膜下組織を欠いて骨膜に結合します。被覆粘膜は非角化の上皮で、口腔底では上皮が薄く粘膜下組織が疎です。舌背には糸状乳頭などがあります。
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