図のように右股関節を最大屈曲させた際に、左大腿部の挙上がみられた。短縮が最も考え…
図のように右股関節を最大屈曲させた際に、左大腿部の挙上がみられた。短縮が最も考えられる筋はどれか。
- ⑴ 大腿筋膜張筋大腿筋膜張筋の短縮はOberテストで確かめます。
- ⑵ 大腿直筋大腿直筋の短縮は尻上がり現象で確かめます。
- ⑶ 中殿筋中殿筋は股関節の外転筋で、屈曲には働きません。
- ⑷ 縫工筋縫工筋も屈曲に働きますが、主となるのは腸腰筋です。
- ⑸ 大腰筋腸腰筋の一部で、股関節を屈曲させる主な筋にあたります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。これはThomasテストで、一方の股関節を最大に曲げたとき、反対側の大腿が床から浮き上がれば、その側の股関節屈筋が短縮していると判断します。股関節を屈曲させる主な筋は腸腰筋で、大腰筋はその一部です。長く座る生活や臥床が続くと短縮しやすく、腰椎の前弯を強める原因にもなります。腰痛や姿勢の崩れの背景として、股関節屈筋の短縮を確かめましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-08_09.html)を加工して作成