図は痙直型両麻痺を示す脳性麻痺児(GMFCS レベルⅢ)の長座位姿勢である。後方…
図は痙直型両麻痺を示す脳性麻痺児(GMFCS レベルⅢ)の長座位姿勢である。後方に倒れるのを防ぐため上体を起こそうと全身の筋緊張を強め努力している。その際に上肢に起こる連合反応として適切なのはどれか。
- ⑴ 肩甲骨の挙上全身の努力に伴って、肩をすくめる形で現れます。
- ⑵ 肩関節の外転努力時には肩関節は内転する方向に働きます。
- ⑶ 肘関節の伸展上肢には屈曲パターンが現れやすく、肘は曲がります。
- ⑷ 前腕の回外前腕は回内する方向に緊張が高まります。
- ⑸ 手関節の背屈手関節は掌屈し、手指も握り込む方向に緊張します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。連合反応は、ある部分で強く力を入れたときに、別の部分に不随意な筋緊張が現れる現象です。痙直型両麻痺の子どもが長座位で後ろへ倒れまいと全身に力を入れると、上肢には肩甲骨を引き上げて肩をすくめる反応が現れます。姿勢を支えやすくする工夫によって、この過剰な努力を減らすことが大切です。連合反応は努力の表れであり、環境を整えることで和らげられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-08_09.html)を加工して作成