前頸部横走査による甲状腺の超音波像(別冊No. 4)を別に示す。矢印で示すのはど…
前頸部横走査による甲状腺の超音波像(別冊No. 4)を別に示す。矢印で示すのはどれか。
- ⑴ 音響陰影結石などの後方が黒く抜ける現象です。
- ⑵ 外側陰影囊胞の側方に生じる細い陰影です。
- ⑶ 後方エコー増強囊胞の後方が明るくなる現象です。
- ⑷ コメットエコー多重反射によって尾を引いて見えます。
- ⑸ ミラーイメージ強い反射面の奥に虚像が現れる現象です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。示された甲状腺の像では、小さな高エコーの点から後方へ細長く尾を引く輝線が伸びています。これはコメットエコーで、濃縮した囊胞液の中の微細な結晶などで超音波が多重反射して生じるアーチファクトです。良性の囊胞を示唆します。音響陰影は強い反射や減衰の後方が黒く抜ける現象、外側陰影は囊胞の側方、後方エコー増強は囊胞の後方にみられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-07.html)を加工して作成