問1 次の文章は,樹木における光の強さと成長量の関係について述べたものである。文…
植生の多様性と分布について,問1 ~問4 に答えよ。
問1 次の文章は,樹木における光の強さと成長量の関係について述べたものである。文章中の 空欄 ア ウ に入る語句の正しい組合せを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
同じ高さの樹木の幼木(種A~C)を用意した。極相の森林内の林床(光の強さ5(相対 値))とギャップ(光の強さ100(相対値))の2 地点にこれらの幼木を植えた。図1 は,3 種の幼木を2 年間生育させた後の成長量を示したものである。種Cは,強い光の当たる ギャップにおいて,3 種の中で最も成長量が大きいことから, ア 植物の特徴をも つと言える。また,種 イ は,弱い光しか当たらない極相の森林内において,3 種 の中で最も成長量が大きいことから, ウ 植物の特徴をもつと言える。 種A 種B 種C 成長量 g / 本 光の強さ5(相対値)の地点 光の強さ100(相対値)の地点 図1
- 1 ア:陰生 イ:A ウ:陽生ギャップで最も育つ種Cは陰生ではなく陽生植物です。
- 2 ア:陰生 イ:B ウ:陽生性質の割り当ても、暗い場所で最も育つ種も当てはまりません。
- 3 ア:陽生 イ:A ウ:陰生ギャップで育つCが陽生植物、暗い林床で育つAが陰生植物です。
- 4 ア:陽生 イ:B ウ:陰生陽生と陰生は正しいものの、暗い林床で最も育つのは種Aです。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3です。強い光が当たるギャップで最も成長量が大きい種Cは、明るい場所で速く育つ陽生植物の特徴をもちます。一方、光の強さが5しかない極相の森林内で最も成長量が大きいのは種Aで、弱い光でも光合成でまかなえる陰生植物の特徴をもちます。明るい所で強いか、暗い所で生き残れるかという違いで2つを見分けられます。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00011.htm)を加工して作成