問2 文章中の下線部 遷移について述べた文章として誤っているものを,次の1 ~4…
植生と遷移に関して,科学的に探究した。問1 ~問4 に答えよ。 遷移について会話している場面 ミライ:ここは大きな建物が取り壊されて植物がほとんどない広い更地だったけど,気 が付いたら一面にエノコログサが生えているね(図1 )。 図1 アユム:今はエノコログサだらけだけど,長い年月をかけると森林になることもあるの かな。 ミライ:この町の年平均気温が16.0 ℃で,年降水量が ア mm だから,バイオーム に関する年平均気温と年降水量の関係のグラフ(図2 )を見ると森林になりそう だね。 年平均気温(℃) ツンドラ ⇄ 針葉 ⇄ 樹林 亜熱帯 多雨林 ステップ ⇄ サバンナ 雨緑樹林 照葉樹林 夏緑樹林 硬葉樹林 砂漠 -5 -15 -10 年降水量 mm 多雨林 熱帯 図2 アユム:植生が長い年月をかけて移り変わっていくことを 遷移というんだよね。 ミライ:この更地は土壌がある状態から始まっているから イ 遷移ということにな るね。 ⒜
問2 文章中の下線部 遷移について述べた文章として誤っているものを,次の1 ~4 のうちか ら一つ選べ。
- 1 裸地に最初に侵入する植物を先駆植物(パイオニア植物)と呼ぶ。裸地に最初に入りこむ植物を、先駆植物と呼びます。
- 2 人為的な森林の管理などによって植生が維持され,遷移が進まない場合がある。人が手を入れることで、遷移が進まずに保たれることがあります。
- 3 遷移の最終段階の極相林には,ギャップが生じることはない。極相林でも、木が倒れることでギャップが生じます。
- 4 植生の遷移には,土壌や光環境が影響する。土壌の発達や光の条件は、遷移の進み方に影響します。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3です。極相林であっても、大きな木が倒れたり枯れたりすると、林冠にすきま(ギャップ)ができます。そこに光が差しこむことで新しい木が育ち、森林の中に多様な段階が入りまじります。したがって、ギャップが生じることはないとする3が誤りです。1の先駆植物、2の人為的な管理による維持、4の土壌や光環境の影響は、いずれも正しい内容です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成