問1 次の文章は,森林の内部の構造について述べたものである。文章中の空欄 ア ウ…
植生の多様性と分布について,問1 ~問4 に答えよ。
問1 次の文章は,森林の内部の構造について述べたものである。文章中の空欄 ア ウ に入る語句の正しい組合せを,下の1 ~6 のうちから一つ選べ。
図1 は,森林の内部の構造を示している。この構造を ア という。森林の最も高 いところに葉が連なっている図1 中のAの部分を イ という。 図2 は,森林内部の地上からの高さと光の強さの関係を表したグラフである。光は森 林内部のそれぞれの層に吸収または反射される。そのため,森林内部の地表層に近い部 分まで届く光の割合は,Aの部分の光の強さと比べて ウ 。 高木層 亜高木層 低木層 草本層 地表層 高 m 図1 光の強さ(相対値) 高 m 図2
- 1 ア:階層構造 イ:林床 ウ:数%まで減少する最も高い所で葉が連なる部分は林床ではなく林冠です。
- 2 ア:階層構造 イ:林床 ウ:同程度である部分の名前も、光がほぼ同じという点も当てはまりません。
- 3 ア:階層構造 イ:林冠 ウ:数%まで減少する層状の構造が階層構造、最上部が林冠で、地表近くの光は数パーセントまで減ります。
- 4 ア:ギャップ イ:林床 ウ:同程度であるギャップは林冠にできた空間のことで、構造全体の名前ではありません。
- 5 ア:ギャップ イ:林冠 ウ:同程度である構造の名前も、光の減り方も当てはまりません。
- 6 ア:ギャップ イ:林冠 ウ:数%まで減少する林冠と光の減り方は正しいものの、構造の名前は階層構造です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3です。森林が高木層から地表層まで層状に分かれている構造を階層構造といいます。ギャップは倒木などで林冠にできた空間のことなので当てはまりません。森林の最も高い所で葉が連なっている部分は林冠で、林床は地表に近い部分を指します。また光は各層で吸収・反射されるため、地表近くまで届く光は林冠の数パーセントにまで減ります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00005.htm)を加工して作成