階段を急いで上っている間は、自分の意思とは関係なく心臓の拍動が速くなります。一方…
階段を急いで上っている間は、自分の意思とは関係なく心臓の拍動が速くなります。一方、暗算をしようとして考えるはたらきは、意識して行われます。この2つのはたらきと神経系との関わりについての説明として、最も適切なものはどれか。
- ⑴ 拍動の変化は末梢神経系の一つである自律神経系が意識とは無関係に調節し、考えるはたらきは中枢神経系である脳が担っている。自律神経系は末梢神経系にふくまれ、考えるはたらきは中枢神経系の脳が担います。
- ⑵ 拍動の変化も考えるはたらきも脳の同じ部分で意識的に決められていて、自律神経系はその命令を筋肉へ伝える役割を担っている。拍動の変化は意識して決められるものではなく、自律神経系が調節しています。
- ⑶ 速い拍動への切りかえは脊髄が反射として行い、考えるはたらきも脊髄から出た末梢神経が担うので、どちらにも脳は関わっていない。考えるはたらきを担うのは脳で、拍動の調節にも脳の一部が関わっています。
- ⑷ 自律神経系は中枢神経系にふくまれる神経なので、意識してそのはたらきを切りかえることで拍動の速さを変えている。自律神経系は末梢神経系にふくまれ、そのはたらきは意識とは無関係に進みます。
解説
正解は⑴です。神経系は、脳と脊髄からなる中枢神経系と、そこから体中に広がる末梢神経系に分けられます。暗算のように意識して行うはたらきは、中枢神経系である脳が担います。一方、運動中に拍動が速くなるのは末梢神経系の一つである自律神経系のはたらきによるもので、意識とは無関係に進みます。自律神経系は中枢神経系ではなく末梢神経系にふくまれる点を、混同しないようにしましょう。
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