問3 下線部分多くの国が影響を受けたに関連して,日本が冷戦の影響を受けた具体的な…
次のⅠ・Ⅱについて,後にある問1 ~問8 に答えよ。 Ⅰ 次の会話文1 について,後にある問に答えよ。 会話文1 生徒: 学校の授業でグローバル化について学習する中で国際連合(国連)のはたらきに興 味を持ち,特に拒否権の行使について調べ,表1 を作成しました。 先生: どのようなことがわかりましたか。 生徒: 例えば,1960 年代まではソヴィエト連邦(ソ連)の行使数が多いことがわかりま した。そしてこれは, A の国々との対立を背景に行使されたものだと考え られます。また,日本の国連加盟もソ連の拒否権の行使と関係があることがわか ります。 先生: 日本の国連加盟が実現するまでの間に,ソ連の姿勢が変わったことがわかります ね。他にはどのようなことがわかりましたか。 生徒: アメリカ合衆国が B 後に拒否権を行使していることがわかります。アメリ カ合衆国とソ連の対立関係が影響していると考えました。 先生: この対立は冷戦と呼ばれ,多くの国が影響を受けたことも授業で学びましたね。 では,冷戦終結後はどうなったのでしょうか。 生徒: 冷戦終結後も世界各地で内戦や紛争がおこっています。私はこのことと拒否権の 行使との関連について調べてみようと思います。 表1 アジア諸国の国連加盟に対して拒否権が行使された例 ⒜ ⒝ ⒞
問3 下線部分多くの国が影響を受けたに関連して,日本が冷戦の影響を受けた具体的な事例の 写真とその説明の組合せとして適切なものを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
写 真 ア イ 「国民をうらぎる岸内閣は退陣せよ」とい う横断幕を用いて人々が行進している。 預金を引き出そうとする預金者が 銀行に集まっている。 説 明 ウ 経済的な不況が続く中で,金融恐慌がおこった。 エ アメリカ合衆国の戦争に巻き込まれる危険があると,条約締結に対して反対運動が発 生した。
| 年 | 国連加盟を目指したアジア諸国 | 拒否権を行使した国 |
|---|---|---|
| 1955 | 日本 | ソ連 |
| 1957 | 大韓民国 | ソ連 |
| 1957 | ベトナム共和国 | ソ連 |
| 1958 | 大韓民国 | ソ連 |
| 1958 | ベトナム共和国 | ソ連 |
| 1976 | ベトナム社会主義共和国 | アメリカ合衆国 |
- 1 ア―ウ金融恐慌は1927年の出来事で、冷戦の影響を受けた事例ではありません。
- 2 ア―エ安保闘争の写真と、戦争に巻き込まれる危険を訴えた説明が対応します。
- 3 イ―ウ写真も説明も、冷戦期の日本の事例としては当てはまりません。
- 4 イ―エ説明は正しいものの、写真は金融恐慌のときのようすです。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。表はこのページに組み直して載せています。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。写真アは「国民をうらぎる岸内閣は退陣せよ」という横断幕を掲げた行進で、日米安全保障条約の改定に反対する安保闘争のようすです。その説明としては、アメリカ合衆国の戦争に巻き込まれる危険を訴えたエが当てはまります。写真イの取り付け騒ぎと金融恐慌は1927年の出来事なので、冷戦の影響を受けた事例にはなりません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成