問4 下線部分内戦や紛争に関連して,次の説明文は1990 年代に実際におきた内戦…
次のⅠ・Ⅱについて,後にある問1 ~問8 に答えよ。 Ⅰ 次の会話文1 について,後にある問に答えよ。 会話文1 生徒: 学校の授業でグローバル化について学習する中で国際連合(国連)のはたらきに興 味を持ち,特に拒否権の行使について調べ,表1 を作成しました。 先生: どのようなことがわかりましたか。 生徒: 例えば,1960 年代まではソヴィエト連邦(ソ連)の行使数が多いことがわかりま した。そしてこれは, A の国々との対立を背景に行使されたものだと考え られます。また,日本の国連加盟もソ連の拒否権の行使と関係があることがわか ります。 先生: 日本の国連加盟が実現するまでの間に,ソ連の姿勢が変わったことがわかります ね。他にはどのようなことがわかりましたか。 生徒: アメリカ合衆国が B 後に拒否権を行使していることがわかります。アメリ カ合衆国とソ連の対立関係が影響していると考えました。 先生: この対立は冷戦と呼ばれ,多くの国が影響を受けたことも授業で学びましたね。 では,冷戦終結後はどうなったのでしょうか。 生徒: 冷戦終結後も世界各地で内戦や紛争がおこっています。私はこのことと拒否権の 行使との関連について調べてみようと思います。 表1 アジア諸国の国連加盟に対して拒否権が行使された例 ⒜ ⒝ ⒞
問4 下線部分内戦や紛争に関連して,次の説明文は1990 年代に実際におきた内戦について述 べたものである。この内戦を収束させるための国際的な介入について説明した文として適切 なものを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
説明文 社会主義国であったユーゴスラヴィアは非同盟主義を採った指導者の下で民族対立が回 避されていた。しかし,その指導者の死後,国内の民族対立が目立つようになり,対立 する民族の間で1991 年から排除,虐殺が行われ,大規模な内戦に発展した。
| 年 | 国連加盟を目指したアジア諸国 | 拒否権を行使した国 |
|---|---|---|
| 1955 | 日本 | ソ連 |
| 1957 | 大韓民国 | ソ連 |
| 1957 | ベトナム共和国 | ソ連 |
| 1958 | 大韓民国 | ソ連 |
| 1958 | ベトナム共和国 | ソ連 |
| 1976 | ベトナム社会主義共和国 | アメリカ合衆国 |
- 1 日本は,PKO 協力法を根拠に自衛隊を派遣して平和維持活動にあたった。自衛隊が派遣されたのは、カンボジアなどの平和維持活動です。
- 2 国際連合は,初めて安全保障理事会で国連軍の派遣を決定した。安全保障理事会が国連軍の派遣を決めたのは、朝鮮戦争のときです。
- 3 北大西洋条約機構(NATO)は,軍隊を派遣して空爆を行った。NATOが軍隊を派遣し、空爆を行いました。
- 4 日本は他国と共同で,シベリア方面に出兵を行った。シベリア出兵は1918年の出来事で、時期が合いません。
解説
正解は3です。1990年代の内戦としては、旧ユーゴスラビアで起こったボスニア紛争やコソボ紛争が挙げられます。これらに対して北大西洋条約機構(NATO)が軍隊を派遣し、空爆を行いました。1のPKO協力法による自衛隊の派遣はカンボジアなどで、2の国連軍の派遣は朝鮮戦争のとき、4のシベリア出兵は1918年の出来事です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成