問1 滅菌した手のひら型の寒天培地を2 つ用意し,1 つの培地には石けんで洗って…
(5 ・6 のどちらか1 題を選び解答する) 微生物と人間生活について,問1 ~問5 に答えよ。
問1 滅菌した手のひら型の寒天培地を2 つ用意し,1 つの培地には石けんで洗っていない手の ひらを付け,もう1 つの培地には手のひらを付けないで,それぞれにふたをして常温で放置 した。2 日後,2 つの培地を観察すると,図1 のように手のひらを付けた培地では微生物の 増殖を観察することができたが,図2 のように手のひらを付けない培地には変化が見られな かった。この結果から考えられることとして最も適切なものを,下の1 ~4 のうちから一つ 選べ。
図1 図2
- 1 手のひらには多数の微生物が付着している。手を付けた側だけで増えたので、手に微生物が付いていたといえます。
- 2 放置の間に増殖した微生物は,ほとんどが外の空気中から落ちたものである。手を付けない培地に変化がないので、空気中からではありません。
- 3 石けんや消毒用アルコールで除菌した手を寒天培地に付けた場合でも,図1 と同様に微生物を多数観察することができる。石けんや消毒で洗った手では、微生物は大きく減ります。
- 4 増殖した微生物は,放置する前から寒天培地の中に存在していた。もともと培地にいたのなら、手を付けない側でも増えるはずです。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。手のひらを付けた培地だけで微生物が増えたということは、増えた微生物は手のひらから移ったものだと考えられます。手を付けない培地に変化がなかったことが、空気中から落ちたものではないことを示す対照実験になっています。3は石けんで洗えば微生物は大きく減り、4は放置前から培地にいたのなら、手を付けない側でも増えるはずです。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00007.htm)を加工して作成