音楽用のCDやDVDの記録面を、蛍光灯の下でかたむけながら見ると、見る角度によっ…
音楽用のCDやDVDの記録面を、蛍光灯の下でかたむけながら見ると、見る角度によって虹のような色が次々と変わって見えます。この見え方が起こる理由として、最も適切なものはどれか。
- ⑴ 記録面には細かい溝が規則正しく並んでおり、溝のところで広がった光が重なり合って、強め合う向きが色ごとに違うから。細かい溝の並びで光が回折し、重なって強め合う向きが波長ごとに違うため、角度によって見える色が変わります。
- ⑵ 記録面は光を波長ごとに吸い取る色素の層でおおわれており、吸い取られずに残った色が、見る角度に応じて入れかわっていくため。記録面に色素の層はぬられていません。色が変わって見えるのは、細かい溝で広がった光が重なり合って強め合うためです。
- ⑶ 記録面には虹色の顔料がぬられており、蛍光灯の白い光が当たると、その顔料にふくまれている色がそのまま目に返ってくるから。顔料の色なら見る角度を変えても同じ色に見えるはずで、角度で色が変わることを説明できません。
- ⑷ 記録面はなめらかな鏡のようになっており、当たった光を色も明るさも変えずに、そのままの形ではね返して目に届けているから。鏡のようにはね返すだけなら、見る角度を変えても蛍光灯の白い光がそのまま返るはずで、色が次々に変わる理由になりません。
解説
正解は⑴です。CDやDVDの記録面には、目には見えないほど細かい溝が規則正しく並んでいます。溝に当たった光はそのすきまで回り込むように広がり、となりの溝から来た光と重なり合います。重なって強め合う向きは光の色、つまり波長ごとに違うため、見る角度を変えると届く色が変わり、虹のような色が現れます。光が細いすきまで回り込む性質を回折といいます。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。