胃食道逆流症の病態に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
胃食道逆流症の病態に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ バレット食道は、粘膜が扁平上皮に置き換わった状態をいう。バレット食道は食道の扁平上皮が円柱上皮に置き換わった状態で、食道腺がんの危険因子となります。
- ⑵ 食後すぐに横になるより、立った姿勢の方が逆流しやすい。腹圧が高まる前屈や横になった姿勢で逆流しやすく、食後しばらくは座位や立位を保つようにします。
- ⑶ 非びらん性のものは、高齢の男性に最も多くみられる。非びらん性胃食道逆流症は若年から中年の女性に多く、逆流性食道炎は高齢者や男性に多い傾向があります。
- ⑷ 食道裂孔ヘルニアは、発症の要因となる。食道裂孔ヘルニアがあると逆流を防ぐ仕組みが働きにくくなり、発症の要因となります。
- ⑸ 下部食道括約筋の圧が高まることが、逆流の主な要因である。胃内容物の逆流は、下部食道括約筋の圧が低下することによって起こりやすくなります。
解説
正解は⑷です。胃食道逆流症は、下部食道括約筋の圧の低下などによって胃内容物が食道へ逆流することで生じます。胃の一部が横隔膜の上へ入り込む食道裂孔ヘルニアがあると逆流を防ぐ仕組みが働きにくくなるため、発症の要因となります。内視鏡で粘膜の傷害を認めない非びらん性のものも含まれ、こちらは若年から中年の女性に多い傾向があります。慢性的な逆流が続くと、バレット食道と呼ばれる粘膜の変化が生じることがあります。
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