A さんから「2 人とも高齢なので、災害が起こった時に避難できるかどうか心配です…
次の文を読み91~93 の問いに答えよ。A さん(78 歳、女性、要介護1 )は夫(82 歳、要支援1 )と2 人で暮らしている。高血圧症と心不全と診断され、降圧薬と利尿薬を内服し、日常生活では呼吸困難の症状はない。病状管理のために訪問看護を週1 回利用している。A さんは「最近、買い物に行くとすぐに疲れてしまい、重いものが買えない」と話し、訪問介護員の買い物への同行を希望した。A さんの希望を受けてサービス担当者会議が開催され、訪問介護事業所から訪問看護師に「買い物に同行するときに注意することはありますか」と質問があった。
A さんから「2 人とも高齢なので、災害が起こった時に避難できるかどうか心配です」と話があった。訪問看護師によるA さんへの説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 「自宅内の避難経路を点検してください」自宅内の避難経路をあらかじめ点検しておくことは、現実的で基本的な災害への備えです。
- ⑵ 「訪問看護師は災害が発生したらすぐに誘導します」訪問看護師が災害発生時に必ずすぐ誘導できるとは限らず、確実な対応として約束すべきではありません。
- ⑶ 「災害が発生してから近くの避難所の場所を確認しましょう」避難所の場所は災害が起きてからではなく、事前に確認しておくべき内容です。
- ⑷ 「災害発生時は長女さんの家族が来てから避難してください」長女の到着を待ってから避難するという考え方は、避難の遅れにつながる危険な対応です。
解説
正解は⑴です。災害への備えとして、まずは自宅内に避難の妨げとなる物がないか、避難経路が確保されているかを日ごろから点検しておくことが基本的で現実的な対応です。訪問看護師がどのような状況でも必ずすぐに誘導できるとは限らず、避難所の場所は災害が起きてからではなく事前に確認しておくべきであり、長女の到着を待ってから避難するという対応は、状況によっては避難の遅れにつながる危険な考え方です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成