A 君の肥満度(%)に最も近いのはどれか。
次の文を読み103〜105 の問いに答えよ。A 君(12 歳、男児)は、肥満を心配した保護者に連れられて来院した。A 君と保護者は、医師から「1日の食事内容を毎日記録し、1週後に再診してください」と説明された。既往歴と家族歴:特記すべきことはない。生活歴:スナック菓子などの間食を好む。時間があればポータブル型のゲーム機でサッカーゲームばかりして、就寝時刻は毎晩午前0時を過ぎる。A 君は、学校生活は楽しく思っているが朝起きられず遅刻して登校することが多い。また、運動することが嫌いなため運動の習慣はない。身体所見:身長153.0 cm (標準152.4 cm)、体重61.7 kg (標準44.1 kg)。血圧100 /60 mmHg。心音と呼吸音に異常はない。腹部は平坦、軟で、肝臓と脾臓を触知しない。
A 君の肥満度(%)に最も近いのはどれか。
- ⑴ 25計算値はおよそ40%ですので、25%は実際より低い値です。標準体重との差を標準体重で割って求めます。
- ⑵ 30計算値はおよそ40%で、30%では実際より低く見積もることになります。
- ⑶ 35計算値はおよそ40%で、35%も実際よりやや低い値になります。
- ⑷ 40(61.7−44.1)÷44.1×100はおよそ40%となり、この値に最も近くなります。中等度の肥満に相当します。
- ⑸ 45計算値はおよそ40%ですので、45%では実際より高く見積もることになります。
解説
正解は⑷です。肥満度は(実測体重−標準体重)÷標準体重×100で求めます。A君は実測体重61.7kg、標準体重44.1kgですので、(61.7−44.1)÷44.1×100=17.6÷44.1×100となり、およそ40%となります。学童では肥満度20%以上を軽度、30%以上を中等度、50%以上を重度の肥満とする区分が用いられますので、A君は中等度の肥満に相当します。身長は標準に近いことから、体重の増加が肥満によるものであることも読み取れます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成