A さん(80 歳、女性)は1人暮らしで、在宅酸素療法〈HOT〉を受けている。訪…
A さん(80 歳、女性)は1人暮らしで、在宅酸素療法〈HOT〉を受けている。訪問看護師はA さんに停電時を想定した避難行動の指導を行うことにした。A さんの停電時の避難行動で優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 電気のブレーカーを落とす。通電火災を防ぐ行動ですが、酸素の確保より先に行うことではありません。
- ⑵ 玄関の扉を開けて出口を確保する。出口の確保は地震の際の行動で、停電時にまず行うことではありません。
- ⑶ 訪問看護ステーションに連絡をする。連絡も必要ですが、まず酸素の供給を絶やさないことが優先されます。
- ⑷ 酸素濃縮器から酸素ボンベに切り替える。酸素濃縮器は停電で止まるため、携帯用ボンベへの切り替えが最優先です。
解説
正解は⑷です。在宅酸素療法で用いる酸素濃縮器は電気で動くため、停電すると酸素が止まります。まず携帯用の酸素ボンベに切り替えて酸素の供給を絶やさないことが最優先です。そのうえで連絡や避難の行動に移ります。ブレーカーを落とすのは通電火災を防ぐために避難する直前に行うこと、出口の確保は地震の際の行動で、いずれも酸素の確保より先に行うものではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成