高齢者が術後に呼吸器合併症を発症しやすい理由はどれか。
高齢者が術後に呼吸器合併症を発症しやすい理由はどれか。
- ⑴ 1秒率の減少肺の弾力が失われて気道が閉じやすくなり、痰も出しにくくなります。
- ⑵ 残気量の減少残気量は加齢によって増えます。
- ⑶ 嚥下反射の亢進嚥下反射は低下し、誤嚥を起こしやすくなります。
- ⑷ 気道の線毛運動の亢進気道の線毛運動も低下し、痰を運び出しにくくなります。
解説
正解は⑴です。加齢によって肺の弾力が失われ、気道が閉じやすくなるため1秒率が下がり、痰を出す力も弱まります。そこへ麻酔と臥床が加わると、分泌物がたまって無気肺や肺炎を起こしやすくなります。残気量はむしろ増え、嚥下反射と気道の線毛運動はいずれも低下します。術前からの呼吸訓練と、術後の早期離床と痰の排出が予防につながります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成