ソクマル看護師

入院後1週、身体的拘束は解除された。A さんは常に動き回り、他の患者への過干渉が…

次の文を読み112〜114 の問いに答えよ。A さん(35 歳、男性)は1人暮らし。両親は他県に住んでいる。30 歳のときに双極性障害と診断され、これまでに4回の入退院を繰り返している。給料をインターネットゲームの利用料金で度々使い果たし、それが原因で両親と何度も口論になったことがある。仕事では同僚とトラブルを起こすたびに転職を繰り返しており、今回も同僚と口論になり自ら退職した。A さんは「前の職場の同僚に嫌がらせをしてやる」と母親に電話をかけ、心配した両親が一緒に精神科病院を受診した。診察室では多弁で大きな声を出し、椅子を蹴るなどの行為がみられた。医師の診察の結果、入院して治療することになった。
入院後1週、身体的拘束は解除された。A さんは常に動き回り、他の患者への過干渉が続いている。食事中に立ち上がりホールから出ていこうとするため、看護師が止めると強い口調で言い返してくる。A さんは「ゲーム関連の仕事を探したい。早く退院させろ」と1日に何度も看護師に訴えるが、主治医は退院を許可していない。A さんへの対応で適切なのはどれか。

解説

正解は⑴です。常に動き回り、他の患者へ過干渉となり、制止されると強い口調で言い返すという状態は躁状態にあたります。本人は疲れを自覚しないまま活動を続けて消耗するため、刺激の少ない静かな場所へ誘導し、休息をとれるようにすることが最も大切な関わりになります。過干渉の理由を問うことや、仕事のスキルを話し合うこと、退院後の生活を提案することは、いずれも刺激を増やして興奮を強め、この時期の対応としては適しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成

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