入院後3週、A さんは症状が改善し、退院することになった。A さんは「退院したら…
次の文を読み97〜99 の問いに答えよ。A さん(81 歳、男性)は、妻(73 歳)と2人暮らし。自宅でのADL は自立し、認知機能に障害はない。A さんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆囊炎と診断され、その日のうちに入院した。A さんのバイタルサインは、体温37.3 ℃、呼吸数22/分、脈拍90/分、血圧136/84 mmHg。入院後は絶飲食の指示があり、持続点滴静脈内注射と抗菌薬の投与が開始された。トイレ歩行の許可は出ている。
入院後3週、A さんは症状が改善し、退院することになった。A さんは「退院したら孫たちと温泉旅行をして、おいしいものをたくさん食べることが楽しみです。何か気を付けることはありますか」と看護師に話した。退院時のA さんへの指導で適切なのはどれか。
- ⑴ 「上腹部の痛みがあったら受診してください」再発の兆しであり、早めの受診につながります。
- ⑵ 「食事内容の制限はありません」脂肪の多い食事は、発作の引き金になるため控えます。
- ⑶ 「運動は控えてください」運動を控える必要はありません。
- ⑷ 「入浴しないでください」入浴を控える必要はありません。
解説
正解は⑴です。胆囊炎は再び起こることがあるため、みぞおちや右上腹部の痛みが出たら早めに受診するよう伝えます。脂肪の多い食事は発作の引き金になるので控えめにし、運動や入浴は制限する必要がありません。退院後に何を目安に受診するかを具体的に伝えることが大切です。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成