A ちゃんの心臓超音波検査結果では、冠状動脈瘤の所見はなかった。A ちゃんは、全…
次の文を読み103〜105 の問いに答えよ。A ちゃん(1歳6か月、男児)は、5日前から発熱し、自宅近くのかかりつけ医に通院していたが解熱せず、昨日から眼球結膜の充血、口唇の発赤と亀裂が出現したため入院した。診察では、体幹の発疹と手足の浮腫もあり、川崎病および脱水症と診断された。A ちゃんに対し、点滴静脈内注射による脱水症の治療が開始され、左手掌から前腕までシーネで固定された。A ちゃんは機嫌が悪く、両手をバタバタと上下に動かしながら泣いている。左手背の留置針刺入部には、腫脹や発赤はない。
A ちゃんの心臓超音波検査結果では、冠状動脈瘤の所見はなかった。A ちゃんは、全身状態が安定したため退院することになった。看護師からA ちゃんの家族への退院指導で適切なのはどれか。
- ⑴ 運動の制限がある。瘤がなければ、運動を制限する必要はありません。
- ⑵ 定期受診が必要である。冠動脈の変化を追うため、定期的な受診が必要です。
- ⑶ 水分摂取量の制限がある。水分を制限する必要はありません。
- ⑷ 保育所への通所は2週間禁止する。感染症ではないため、登園を一律に禁じません。
解説
正解は⑵です。川崎病では、退院後も冠動脈に瘤ができていないかを心臓超音波検査で繰り返し確かめる必要があるため、定期的な受診が欠かせません。瘤がなければ運動や水分の制限は要らず、感染症ではないので登園を一律に禁止することもありません。経過を追うことの大切さを伝えます。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成