A さんは、食事の時間以外は他の患者との接触を避け、病室で1人で過ごしている。両…
次の文を読み109〜111 の問いに答えよ。A さん(23 歳、女性)。両親との3人暮らし。A さんは大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起き出して手を洗い、手の皮膚が荒れてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、A さんは強迫性障害と診断された。母親は、A さんについて「中学生までは成績優秀で、おとなしい子どもだった」と言う。A さんには極度に疲労している様子がみられたことから、その日のうちに任意入院となった。
A さんは、食事の時間以外は他の患者との接触を避け、病室で1人で過ごしている。両親は共働きで、毎日面会に来ることはできない。A さんは自宅に面会の催促の電話をかけては母親と口論している。A さんとの関わりに心身ともに疲れ果てた母親が、看護師に相談してきた。母親への看護師の対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 父親と交代で毎日面会に来るよう勧める。母親の負担を、さらに増やしてしまいます。
- ⑵ A さんからの自宅への連絡を制限することを約束する。約束できることでは、ありません。
- ⑶ A さんの代わりに看護師がA さんの苦悩を母親に伝える。代弁は、2人の関係づくりを妨げます。
- ⑷ A さんと母親との話し合いに看護師が同席することを提案する。双方の思いを、整理する助けになります。
解説
正解は⑷です。母親と本人の間で起きている行き違いには、看護師が同席して双方の思いを整理することが助けになります。毎日の面会を求めることは母親の負担を増やし、連絡の制限を約束することや代弁することは、この2人の関係づくりを妨げてしまいます。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成