A さんの経過は順調で、手術後4日に退院することになった。A さんは「家に戻って…
次の文を読み91〜93 の問いに答えよ。A さん(56 歳、男性)は、コンビニエンスストアの店長で自動車を運転して通勤している。不規則な生活が続き、ストレスが溜まることも多く、十分な睡眠がとれないこともあった。荷物を運ぶときに胸部の圧迫感が繰り返し出現し受診したところ、狭心症が疑われたため検査をすることになった。脂質異常症の既往がある。
A さんの経過は順調で、手術後4日に退院することになった。A さんは「家に戻ってもまた症状が出るのではないかと心配です」と話した。A さんに対する退院指導の内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 「水分摂取を控えましょう」控えると、血液が固まりやすくなります。
- ⑵ 「肉類を多く食べましょう」脂質異常症があり、控えるほうが適切です。
- ⑶ 「睡眠時間を確保しましょう」睡眠不足は、発作の引き金になります。
- ⑷ 「自動車の運転はやめましょう」症状が落ち着けば、運転は再開できます。
- ⑸ 「次回の外来受診までは重い荷物を運ぶ作業は控えましょう」血管が落ち着くまで、負荷を避けます。
解説
正解は⑶と⑸です。睡眠不足は交感神経を高ぶらせて発作の引き金になるため、眠る時間を確保してもらいます。また、処置の直後は血管が落ち着いていないので、次の受診までは重い物を運ぶ作業を控えてもらいます。水分の制限や肉類を増やすこと、運転の禁止は必要ありません。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成