Aさんは1週前から排便がなく、センノシドを毎日就寝前に継続して内服している。訪問…
次の文を読み115〜117 の問いに答えよ。Aさん(58 歳、男性)は、妻(55 歳、会社員)、長女夫婦および生後5か月の孫の5 人で暮らしている。頸椎の後縦靱帯骨化症と診断され椎弓形成術を受けた。リハビリテーション病院に転院し2か月前に退院した。退院時から週1回の訪問看護を受けている。現在の症状は、下肢のしびれ、知覚鈍麻、筋力低下、上下肢の痙性麻痺および膀胱直腸障害である。移動は車椅子で、食事はリハビリテーション用のフォークを使用して座位で摂取している。排泄は家族に見守られながら尿器とポータブルトイレとを使用し、自分で行っている。
Aさんは1週前から排便がなく、センノシドを毎日就寝前に継続して内服している。訪問看護師が観察すると左腹部に便塊を触れ、腸蠕動音は微弱であった。Aさんは、2日間排便がないときはピコスルファートナトリウム水和物を適宜内服するよう医師に言われているが、以前に内服して下痢になったため内服していないと話す。看護師のAさんへの提案で適切なのはどれか。
- ⑴ 「もう少し様子をみましょう」腸閉塞につながる恐れが、あります。
- ⑵ 「下剤は2種類とも飲みましょう」重ねると、強い下痢を招きます。
- ⑶ 「便意を感じたらトイレに座りましょう」便意を感じにくく、解決になりません。
- ⑷ 「浣腸をしてもよいか医師に確認しましょう」たまった便を出し、腸閉塞を防げます。
解説
正解は⑷です。1週間排便がなく、左の腹部に便の塊が触れ、腸の動きも弱まっています。このままでは腸閉塞につながる恐れがあるため、浣腸を行ってよいか医師に確認することが適切です。様子をみることや下剤を重ねること、トイレに座るだけでは解決しません。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成