このときのA君に行う看護として最も適切なのはどれか。
次の文を読み100〜102 の問いに答えよ。A君(6歳、男児)は、昨日午後から今朝にかけて5回の下痢便がみられ、体温が38.0 ℃であったため祖母と受診した。経口摂取は昨日の昼食が最後である。便の簡易検査の結果、ノロウイルスによる胃腸炎と診断され、個室に入院した。入院後、末梢静脈ラインが左手背に留置され持続点滴が開始された。両親は同様の症状があるため面会できない。祖母が帰宅した後、A君は顔をしかめ、側臥位で膝を腹部の方に寄せ抱えるようにしている。バイタルサインは、体温37.5 ℃、呼吸数36/分、心拍数120/分であった。
このときのA君に行う看護として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 起座位をとらせる。腹痛には、膝を曲げた姿勢が楽になります。
- ⑵ 食事の開始を検討する。痛みを確かめてから、判断します。
- ⑶ 好きな玩具で遊ばせる。痛みがあるうちは、遊べません。
- ⑷ 痛みの程度を評価する。どの程度痛むのかを、まず確かめられます。
- ⑸ 解熱鎮痛薬を服薬させる。程度を確かめてから、判断します。
解説
正解は⑷です。顔をしかめて膝を抱えるようにしているのは、腹痛を示す姿勢です。まずどの程度痛むのかを、顔の表情の尺度などを使って確かめることが先になります。起座位や遊び、食事の開始、薬の服用は、痛みの程度が分かってから判断します。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成