入院初日。A さんの同室の患者から、A さんが使用している香水の香りが強く気分が…
次の文を読み118〜120 の問いに答えよ。A さん(37 歳、女性)は、アジアの出身で1 か月前に日本人の夫(40 歳)と娘(12 歳)とともに日本に移住した。母国語以外に簡単な言葉であれば日本語と英語は理解できる。A さんは、胸のしこりに気付き1 週前に受診し、検査の結果、乳癌と診断された。今後の治療について説明を受けるため外来を受診する予定である。夫から「仕事が忙しく説明に立ち会えない。妻は日本語が上手く話せないがどうしたらいいですか」と電話があった。
入院初日。A さんの同室の患者から、A さんが使用している香水の香りが強く気分が悪くなるので何とかして欲しいという訴えがあった。病棟では香水の使用を禁止している。看護師が香水の使用をやめるように説明すると、A さんは医師から何も言われていないと話した。A さんへの対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 個室の利用を勧める。本人の事情を、考えていません。
- ⑵ 同室の患者を説得する。訴えている側に、我慢を求める形です。
- ⑶ 禁止されている理由を説明する。知らなかっただけで、納得が得られます。
- ⑷ 医師の許可があればよいと説明する。許可で、例外にはなりません。
解説
正解は⑶です。本人は決まりを知らなかっただけなので、なぜ禁止されているのかを分かる言葉で伝えれば、納得して協力してもらえます。個室を勧めることや、同室の人を説得することは本人の事情を考えておらず、医師の許可で例外になるという説明も誤りです。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成