術後6 日。ドレーンから茶褐色で悪臭のある排液があった。A さんは、体温38.2…
次の文を読み91〜93 の問いに答えよ。A さん(45 歳、男性)は、便に血液が混じっていたため受診した。検査の結果、直腸癌と診断され、自律神経を部分温存する低位前方切除術が予定されている。
術後6 日。ドレーンから茶褐色で悪臭のある排液があった。A さんは、体温38.2 ℃、呼吸数20/分、脈拍82/分、整であった。A さんの状態で最も可能性が高いのはどれか。
- ⑴ 腸炎排液が、このようにはなりません。
- ⑵ 胆汁瘻胆汁の漏れでは、黄色くなります。
- ⑶ イレウス排液の性状は、変わりません。
- ⑷ 縫合不全腸の内容が、漏れています。
- ⑸ 術後出血出血では、鮮やかな赤色になります。
解説
正解は⑷です。腸をつなぎ合わせた部分がうまくくっつかず、腸の内容が漏れると、茶褐色で悪臭のある排液と発熱が現れます。術後数日から1週間ころに多く起こります。胆汁の漏れは黄色い排液になり、腸閉塞では排液の性状は変わらず、術後出血では鮮やかな赤色になります。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成