退院後1 週。夜間に落雷による停電が起こった。A さんの父親から「まだ停電は続い…
次の文を読み115〜117 の問いに答えよ。A さん(14 歳、男子、中学生)は、両親と弟(7 歳)との4 人で暮らしている。Duchenne〈デュシェンヌ〉型筋ジストロフィーで2 年前に誤嚥性肺炎を繰り返し、経鼻経管栄養法と在宅酸素療法とを開始した。その後、呼吸障害が進行し、非侵襲的陽圧換気による呼吸管理目的で入院した。A さんは「特別支援学校に戻って友達に会いたい。夜に使うマスクに早く慣れたい」と訴えた。A さんは自宅に戻って訪問看護を利用する予定である。身体障害者手帳(肢体不自由1 級)が交付されている。
退院後1 週。夜間に落雷による停電が起こった。A さんの父親から「まだ停電は続いていますが人工呼吸器は動いています。私は今から何をすればいいでしょうか」と慌てた様子で訪問看護師に電話があった。この時点の訪問看護師の対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「救急車で病院に行きましょう」呼吸器は動いており、まず電源を確保します。
- ⑵ 「主治医に連絡をとりましょう」連絡は、電源を確保してからになります。
- ⑶ 「用手換気に切り替えましょう」呼吸器が動いており、まだ必要ありません。
- ⑷ 「主電源を外部バッテリーに切り替えましょう」より長く動かせるよう、切り替えます。
解説
正解は⑷です。停電が続く間は、人工呼吸器が内蔵の電池で動いている可能性が高く、使える時間が限られます。外部バッテリーに切り替えて、より長く動かせるようにすることが最初に行うことです。呼吸器は動いているので用手換気や救急車、主治医への連絡は、その後になります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成