深部静脈血栓症を疑うのはどれか。2つ選べ。
深部静脈血栓症を疑うのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 下肢の筋力が低下する。筋力の低下は、神経の障害を示す所見です。
- ⑵ 歩行時に恥骨結合部が痛む。恥骨結合離開を、疑わせる症状にあたります。
- ⑶ 下肢の皮膚に赤紫色の色調変化を認める。うっ血によって、皮膚が赤紫色を帯びてきます。
- ⑷ 下腿部周囲径の左右差が2cm 以上である。むくみによって、左右の太さに差が生じます。
- ⑸ 大腿から下腿の背側に放散するしびれがある。放散するしびれも、神経の障害を示す所見です。
解説
正解は⑶と⑷です。深部静脈血栓症では静脈の流れがせき止められるため、下肢がむくんで左右の太さに差が生じ、2cm以上の差があれば強く疑います。うっ血によって皮膚が赤紫色を帯びることも特徴的な所見です。下肢の筋力低下や背側に放散するしびれは神経の障害を示すもので、歩行時の恥骨結合部の痛みは恥骨結合離開を疑わせます。ホーマンズ徴候とあわせて確認していきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成