32 歳の初産婦。妊娠29 週0日に切迫早産と診断され、安静目的で入院した。深部…
32 歳の初産婦。妊娠29 週0日に切迫早産と診断され、安静目的で入院した。深部静脈血栓症の既往がある。表在性静脈瘤はない。入院中の深部静脈血栓症の予防で適切なのはどれか。
- ⑴ 床上安静血流が滞り、かえって危険を高めてしまいます。
- ⑵ 減塩食の摂取減塩食には、血栓を防ぐ効果はありません。
- ⑶ 骨盤ベルトの装着骨盤ベルトにも、予防の効果はありません。
- ⑷ ワルファリンの内服胎盤を通過し、胎児に奇形を起こしてしまいます。
- ⑸ ヘパリンの皮下注射胎盤を通過せず、妊娠中の予防に用いられます。
解説
正解は⑸です。深部静脈血栓症の既往があり安静を強いられる状態では、血栓ができる危険が高いため、胎盤を通過しないヘパリンの皮下注射による予防が適切です。ワルファリンは胎盤を通過して胎児に奇形を起こすため、妊娠中は使えません。床上安静は血流を滞らせて危険を高め、減塩食や骨盤ベルトには予防の効果がありません。弾性ストッキングや足関節の運動も、あわせて取り入れていきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成