妊娠25 週5日、Aさんは少量の出血があり、救急外来を受診した。「今朝から時々下…
次の文を読み44〜46 の問いに答えよ。Aさん(40 歳、初産婦)。半年間の不妊治療を受け、クエン酸クロミフェンの内服によって妊娠に至った。経腟超音波検査で子宮内に胎囊が3つ認められ、三胎妊娠と診断された。妊娠9週で総合周産期母子医療センターの産科に紹介され受診した。
妊娠25 週5日、Aさんは少量の出血があり、救急外来を受診した。「今朝から時々下腹部が硬くなる感じがして、痛いときもありました」と言う。救急外来受診時の経腟超音波検査の写真(別冊No. 2)を別に示す。子宮頸管長は23.4 mm であった。Aさんに認められる所見はどれか。2つ選べ。
- ⑴ 内子宮口の開大画像では、内子宮口が開大しているのが分かります。
- ⑵ 頸管長の短縮頸管長は23.4mmで、明らかに短縮しています。
- ⑶ 辺縁前置胎盤胎盤は子宮口にかかっておらず、該当しません。
- ⑷ 胎胞の膨隆胎胞が膨隆している所見は、認められません。
- ⑸ 臍帯下垂臍帯が下垂している所見も、認められません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑵です。超音波の画像では内子宮口が開大し、頸管長も23.4mmと短くなっており、切迫早産の所見にあたります。三胎妊娠では子宮が大きく伸展するため、頸管は短くなりやすくなります。胎盤は子宮口にかかっておらず前置胎盤ではなく、胎胞の膨隆や臍帯の下垂も認められません。頸管長が25mmを下回るときは、早産の危険が高まる目安として扱います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成