A さん(29 歳、経産婦)。妊娠36 週0 日で胎児機能不全のため緊急帝王切開…
A さん(29 歳、経産婦)。妊娠36 週0 日で胎児機能不全のため緊急帝王切開を受け2,320 g の男児を出産した。児は一過性多呼吸〈TTN〉のためNICU に入院した。産褥1 日、助産師は午前9 時にA さんを訪室した。A さんは「私の子は元気ですか、心配です。今すぐに子どもに会いたい。午後の面会時間に来る上の子や夫に状況を話したい」と訴えた。A さんへの説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 「午後の面会時間まで待ちましょう」不安を抱えたまま、待たせることになります。
- ⑵ 「一過性多呼吸は心配のない病気です」経過を保証できず、言い切ることはできません。
- ⑶ 「赤ちゃんに早めに会えるよう調整してみます」早く会えるよう整えることが、愛着形成を支えます。
- ⑷ 「お母さんも赤ちゃんも元気になったら会いに行きましょう」母子が離れる時間を、長引かせてしまいます。
解説
正解は⑶です。児と離れている母親が今すぐ会いたいと訴えているので、可能な範囲で早く面会できるよう調整することが、愛着形成を支えるうえで最も適切な対応になります。面会時間まで待つよう伝えるだけでは、不安を抱えたまま過ごすことになります。一過性多呼吸を心配ないと言い切ることは、経過を保証できない以上適切ではありません。元気になるまで会わせないという説明も、母子が離れる時間を長引かせてしまいます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成