産褥 5 日。 1 日の授乳回数は 10 回程度で母乳のみである。左乳頭の亀裂は…
次の文を読み50~52 の問いに答えよ。36 歳の 2 回経産婦。妊娠経過は順調であった。妊娠 39 週 5 日、2,680 g の児を正常分娩で出産した。会陰裂傷はなく、出血量は 250 ml であった。乳房の形はⅡa、短乳頭であった。前回は人工栄養であったが、今回は母乳栄養を希望している。
産褥 5 日。 1 日の授乳回数は 10 回程度で母乳のみである。左乳頭の亀裂はあるが、痛みは自制内で授乳は続けていた。授乳後に両乳房の緊満は軽減する。褥婦から「家に帰ってからおっぱいに傷ができたらどうしたらいいですか」と質問があった。児の体重は 2,573 g で、前日から 20 g 増加している。経過は順調である。翌日に退院予定の褥婦に対する授乳の指導で適切なのはどれか。
- ⑴ 3 時間ごとの授乳児の欲求に合わず、分泌も減ってしまいます。
- ⑵ 乳房温湿布緊満があるときの方法で、傷には役立ちません。
- ⑶ 哺乳瓶授乳乳頭混乱を招き、直接授乳に戻りにくくなります。
- ⑷ カップ授乳乳頭を休ませながら、母乳を続けられます。
解説
正解は⑷です。乳頭に傷ができて直接授乳が難しくなったときは、搾った母乳をカップで与えると、乳頭を休ませながら母乳を続けられます。哺乳瓶の乳首は吸い方が異なるため、乳頭混乱を招いて直接授乳に戻りにくくなります。時間を決めた3時間ごとの授乳は児の欲求に合わず、分泌も減ってしまいます。乳房の温湿布は緊満があるときの方法で、乳頭の傷への対応にはなりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成