A さんは更年期障害と診断され、漢方薬による治療を開始することになった。また、診…
次の文を読み36〜38 の問いに答えよ。A さん(45 歳、女性)は1年ほど前から月経周期が不整となり、半年くらい前から不眠や頭痛があり婦人科を受診した。A さんは「眠れないのは更年期のせいではないかと夫に言われ受診しました。もうそんな年齢だと思うと、一層心がふさぎ込んでしまいます」と話した。医師は更年期障害の可能性を話し、診断のための検査を行うとA さんに伝えた。
A さんは更年期障害と診断され、漢方薬による治療を開始することになった。また、診断の過程で行った検査で、骨量は正常であったが大腿骨頸部の骨密度の低下がみられたため、保健指導を行うことになった。A さんは、「まだよく眠れないこともあります。最近は、運動らしい運動はしていないです」と話した。このときのA さんに対する指導内容で正しいのはどれか。
- ⑴ 「蛋白質の摂取は制限しましょう」たんぱく質は骨の材料であり、制限してはいけません。
- ⑵ 「昼間でも眠れるときに眠るようにしましょう」昼間の睡眠は、夜の不眠をかえって悪化させます。
- ⑶ 「運動は短期間に集中して行うようにしましょう」運動は無理のない範囲で、長く続けることが大切です。
- ⑷ 「カルシウムを1日800 mg 摂るようにしましょう」骨密度の低下がみられる人に勧められる摂取量です。
- ⑸ 「リンを多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう」リンの過剰摂取は、カルシウムの吸収を妨げます。
解説
正解は⑷です。骨密度の低下がみられる更年期の女性には、1日800mg程度のカルシウム摂取が勧められます。あわせてビタミンDの摂取と日光浴、継続的な運動が有効です。たんぱく質は骨の材料であり制限せず、昼間の睡眠は夜の不眠を悪化させます。運動は短期間に集中するのではなく無理のない範囲で続け、リンの過剰摂取は吸収を妨げます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成