A さん(32 歳、1回経産婦)は本日午前11 時に3,100 g の児を正常分…
A さん(32 歳、1回経産婦)は本日午前11 時に3,100 g の児を正常分娩した。分娩所要時間は7時間30 分で出血量は150 mL。分娩後1時間経過した時点で「上の子のお産は丸1日かかりました。やはり2回目は早いですね」と話した。体温37.0℃、脈拍84/分、血圧122/66 mmHg。出血量は25 mL、子宮底は臍高で硬度は良好だった。尿意はまだない。この時のA さんへの助産ケアで適切なのはどれか。
- ⑴ 睡眠を促す。観察が必要な時間帯であり、睡眠を促す段階ではありません。
- ⑵ 導尿を行う。尿意がなく膀胱充満の所見もなく、導尿は必要ありません。
- ⑶ 腹帯を強く締める。強く締めると子宮復古や循環を妨げるおそれがあります。
- ⑷ 食事や水分摂取を促す。消耗した体力の回復のため、この時期に摂取を促します。
解説
正解は⑷です。分娩後2時間は出血に注意しながら安静に過ごす時期ですが、Aさんは経過も全身状態も良好です。分娩で消耗した体力を回復させるため、この時期に食事や水分の摂取を促すことが適切です。尿意がない段階で導尿は行わず、腹帯を強く締めることは子宮復古を妨げ、観察が必要な時間帯に睡眠を促すことも適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成