A さん(32 歳、初妊婦)。妊娠39 週5日、陣痛発来後、3時間の経過で3,8…
A さん(32 歳、初妊婦)。妊娠39 週5日、陣痛発来後、3時間の経過で3,850 gの児を分娩した。胎盤娩出直後から子宮収縮が不良で、子宮双手双合圧迫法が行われた。分娩後30 分時点で出血量の総量が1,500 mL を超えたが、子宮からの出血が持続している。体温37.3 ℃、脈拍120/分、血圧95/50 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉99 %(room air)。この時点での新鮮凍結血漿の輸血の判断に必要な血液検査値で最も重要なのはどれか。
- ⑴ 血小板数血小板数は、血小板輸血の判断に用いる値です。
- ⑵ 白血球数白血球数は、輸血の判断材料にはなりません。
- ⑶ ヘモグロビン値ヘモグロビン値は、赤血球輸血の判断に用います。
- ⑷ 血清アルブミン値血清アルブミン値は、この判断には用いません。
- ⑸ フィブリノゲン値凝固因子を補う判断の指標として最も重要な値です。
解説
正解は⑸です。大量出血では凝固因子が消費され、フィブリノゲンが低下すると止血ができなくなって産科DICに進みます。新鮮凍結血漿は凝固因子を補う製剤ですから、投与の判断にはフィブリノゲン値が最も重要です。血小板数は血小板輸血、ヘモグロビン値は赤血球輸血の判断に用い、白血球数やアルブミン値は判断材料になりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成