胎盤通過性で正しいのはどれか。
胎盤通過性で正しいのはどれか。
- ⑴ グルコースは通過しない。グルコースは促通拡散で通過し、胎児の栄養源になります。
- ⑵ 免疫グロブリンIgG は通過する。IgGだけが能動輸送で通過し、移行抗体となります。
- ⑶ 水溶性が高い物質ほど通過しやすい。脂溶性が高い物質ほど通過しやすくなります。
- ⑷ 分子量が大きい物質ほど通過しやすい。分子量が小さい物質ほど通過しやすくなります。
解説
正解は⑵です。免疫グロブリンのうちIgGだけが能動輸送によって胎盤を通過し、新生児に移行抗体として免疫を与えます。グルコースは促通拡散で容易に通過し、胎児の主要なエネルギー源になります。胎盤は脂溶性が高く分子量の小さい物質ほど通りやすく、分子量が大きいものや水溶性の高いものは通りにくくなります。胎盤を通る物質と通らない物質の違いは、薬物の影響を考えるうえでも基本になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成