A さんは妊娠41 週5日、妊婦健康診査のために病院を受診した。超音波検査で推定…
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。A さん(36 歳、初妊婦、会社員)。現在、妊娠14 週3日。昨夜、少量の性器出血があったため、家族とともに外来受診した。身長165 cm、体重57.0 kg(非妊時体重56.5 kg)。血圧126/68 mmHg。Hb 11.5 g/dL、Ht 33.2 %。尿蛋白(−)、尿糖(−)。下肢浮腫(−)、下肢に静脈瘤を認めるが痛みはない。既往歴は特にない。
A さんは妊娠41 週5日、妊婦健康診査のために病院を受診した。超音波検査で推定胎児体重2,600 g、AFI5で羊水量の減少が確認された。胎児心拍数陣痛モニタリングではリアクティブパターンであった。体温36.5 ℃、脈拍60/分、血圧130/78 mmHg。尿蛋白(−)、尿糖(−)。医師からA さんは分娩誘発のための入院を勧められたが「分娩誘発のために入院になるなんて思いもよらなかった。入院しないでいたらどんなことが起きてくるのですか」と助産師に尋ねた。A さんの分娩で特に予測されるのはどれか。
- ⑴ 常位胎盤早期剝離過期妊娠との関連は示されていません。
- ⑵ 胎児機能不全羊水が少なく臍帯が圧迫されやすいため、起こりやすくなります。
- ⑶ 子宮内感染破水しておらず、子宮内感染は考えにくくなります。
- ⑷ 肩甲難産推定体重2,600gでは、肩甲難産は考えにくくなります。
- ⑸ 弛緩出血弛緩出血との関連は、この状況では示されていません。
解説
正解は⑵です。妊娠41週5日で羊水量が減少していることは、胎盤の機能が落ちてきていることを示します。羊水が少ないと臍帯が圧迫されやすく、分娩中に胎児機能不全が起こりやすくなります。常位胎盤早期剝離や子宮内感染、弛緩出血との関連は示されておらず、推定体重2,600gでは肩甲難産も考えにくくなります。分娩中は連続モニタリングを行い、胎児の状態を注意深く見守ります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成