A さん(28 歳、初産婦)。昨日3,680 g の児を吸引分娩で出産し、分娩2…
A さん(28 歳、初産婦)。昨日3,680 g の児を吸引分娩で出産し、分娩2時間後に導尿し300 mL の排尿があった。現在分娩後8時間が経過しているが自然排尿がなく、A さんは助産師に「トイレに行きたい感じがしないです」と話した。A さんへの助産師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 骨盤底筋の体操を指導する。急性期の対応ではなく、後の段階で指導します。
- ⑵ 水分摂取量を確認する。尿が作られているかを判断するための基本的な確認です。
- ⑶ トイレで自然排尿を試みるよう促す。実際に試みることで、自然排尿が得られることがあります。
- ⑷ 導尿する。まず自然排尿を試みてから判断する処置です。
- ⑸ 尿意を感じるまで様子をみて良いと伝える。膀胱の充満は、子宮復古を妨げてしまいます。
解説
正解は⑵と⑶です。分娩後8時間で自然排尿がない場合は、まず水分の摂取量を確かめて尿が作られているかを判断し、あわせてトイレへ誘導して排尿を試みてもらいます。膀胱が充満したまま放置すると子宮復古を妨げます。骨盤底筋体操は後の段階、導尿は試みてからの判断で、様子をみるだけの対応は適切ではありません。排尿が得られない場合は導尿を行い、膀胱の充満を解消します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成