A さん(34 歳、初産婦)。陣痛発来して、産婦人科に入院した。A さんは無痛分…
A さん(34 歳、初産婦)。陣痛発来して、産婦人科に入院した。A さんは無痛分娩を希望し、硬膜外カテーテルから局所麻酔薬が投与された。その3分後に、Aさんは手のしびれと気分不快を訴えた。頸部に氷を当てたところA さんはあまり冷たくないという。この時点で直ちに準備するもので優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 降圧薬血圧は下がるため、降圧薬は必要ありません。
- ⑵ 輸血用器材出血はなく、輸血の準備は必要ありません。
- ⑶ 吸入ステロイド薬気管支の症状ではなく、吸入薬は役に立ちません。
- ⑷ 気管挿管のための器材呼吸筋の麻痺に備え、最優先で準備する器材です。
- ⑸ 自動体外式除細動器〈AED〉まず呼吸の確保が優先され、第一の備えにはなりません。
解説
正解は⑷です。硬膜外麻酔の投与直後に手のしびれと気分不快が現れ、頸部の冷感が鈍くなっていることは、麻酔が脊髄くも膜下腔へ広がった全脊髄くも膜下麻酔を示します。呼吸筋が麻痺して呼吸が止まるおそれがあるため、気管挿管の準備を最優先で行います。降圧薬や輸血、吸入ステロイド薬、AEDは第一の備えになりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成