産褥4日。A さんは第2子の葬儀のため外出し、産褥6日から母児同室となった。時々…
次の文を読み53〜55 の問いに答えよ。A さん(36 歳、初妊婦、専業主婦)。B 市在住で、夫(35 歳、会社員)と2人暮らし。A さんは双胎妊娠で、妊娠高血圧症候群を合併していたため、妊娠34 週から管理入院していた。本日、妊娠37 週4日。腹痛と性器出血があり、常位胎盤早期剝離と診断され、緊急帝王切開分娩となった。第1子は女児で出生時体重2,500 g、Apgar〈アプガー〉スコア1分後5点、5分後8点であった。第2子は男児で出生時体重2,350g、Apgar〈アプガー〉スコア1分後2点、5分後2点。出生後2時間で死亡した。
産褥4日。A さんは第2子の葬儀のため外出し、産褥6日から母児同室となった。時々流涙することがあったが「夫とともにがんばってこの子を育てたい」と助産師に話した。産褥14 日で退院となった。退院前日、面会に来た夫から助産師に対して「出産育児一時金について教えてほしい」と相談があった。A さんは夫の扶養家族である。夫への説明で正しいのはどれか。
- ⑴ 「お子さん2人分が支給されます」妊娠4か月以上であれば、児の数だけ支給されます。
- ⑵ 「居住地のB 市から支給されます」支給するのは市町村ではなく、医療保険の保険者です。
- ⑶ 「正常分娩ではなかったので支給されません」分娩の方法を問わず支給されます。
- ⑷ 「A さんは被保険者ではないので支給されません」被扶養者には、家族出産育児一時金が支給されます。
解説
正解は⑴です。出産育児一時金は、妊娠4か月以上の出産であれば生死にかかわらず児の数だけ支給されるため、双子では2人分が支給されます。支給するのは市町村ではなく加入する医療保険の保険者で、分娩の方法も問いません。Aさんは夫の被扶養者であるため家族出産育児一時金として支給されます。支給額や申請の方法は保険者によって異なるため、確かめて案内します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成