このときの助産師の対応で最も適切なのはどれか。
次の文を読み50〜52 の問いに答えよ。A さん(39 歳、1回経産婦)。妊娠中の経過は順調であった。妊娠40 週2日、陣痛が開始したため入院となった。午前1時30 分、陣痛は2〜3分間欠、発作は40〜50秒。午前2時00 分に破水。「便がしたい感じ。どうしてこんなに痛いの」と言いながら強くいきんでいる。内診所見は子宮口7cm 開大、展退度90 %、Station +1。
このときの助産師の対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 食事摂取を勧める。強い陣痛が続いており、食事を勧める場面ではありません。
- ⑵ 陣痛発作時に弛緩法を促す。体の力を抜くことで、努責を逃がすことができます。
- ⑶ 短息呼吸の方法を指導する。有用な方法ですが、まず全身の緊張を緩めることが先です。
- ⑷ 分娩体位を整え努責を誘導する。子宮口7cmの段階で、努責を誘導してはいけません。
解説
正解は⑵です。子宮口7cmの段階で強くいきむと、頸管に浮腫や裂傷が生じて分娩が進みにくくなります。陣痛発作時に体の力を抜く弛緩法を促し、努責を逃がすことが適切です。短息呼吸も努責を逃がす方法の一つですが、まず全身の緊張を緩めることが先になります。食事を勧めることや努責の誘導は、この段階では適しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成