28 歳の初妊婦。妊娠31 週6日に妊婦健康診査を受診した。子宮底長25 cm。…
28 歳の初妊婦。妊娠31 週6日に妊婦健康診査を受診した。子宮底長25 cm。経腹超音波検査で、児の推定体重は週数相当、AFI は2.8 であった。このような所見がみられる胎児の疾患はどれか。
- ⑴ 筋緊張性ジストロフィー嚥下の障害により、むしろ羊水過多となります。
- ⑵ 横隔膜ヘルニア横隔膜ヘルニアでも、羊水過多となることが多くなります。
- ⑶ 十二指腸閉鎖症十二指腸閉鎖症では、羊水過多が特徴になります。
- ⑷ 両側腎低形成尿が作られず、著しい羊水過少を生じます。
- ⑸ 鎖肛鎖肛も、羊水過多と関連することがあります。
解説
正解は⑷です。妊娠中期以降の羊水の大部分は胎児の尿で作られるため、両側の腎臓が低形成であると尿が作られず羊水過少となります。AFI2.8は著しい羊水過少にあたります。筋緊張性ジストロフィーや横隔膜ヘルニア、十二指腸閉鎖症、鎖肛では嚥下の障害などからむしろ羊水過多となることが多くなります。羊水量の異常は、胎児の疾患を見つける手がかりとして重要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成