遺伝性疾患を有する児が出生した。両親の検査によって、母親のみが原因の遺伝子をもっ…
遺伝性疾患を有する児が出生した。両親の検査によって、母親のみが原因の遺伝子をもっていることが確認された。今後この母親が出産する子どもには、性別によらず半分の確率で同じ疾患が生じる可能性がある。この疾患の遺伝形式はどれか。
- ⑴ 細胞質遺伝細胞質遺伝では、母から子全員に伝わります。
- ⑵ X 連鎖劣性遺伝X連鎖劣性遺伝では、発症するのは男児に限られます。
- ⑶ 常染色体優性遺伝性別によらず、2分の1の確率で子に伝わります。
- ⑷ 常染色体劣性遺伝両親がともに保因者である必要があり、該当しません。
解説
正解は⑶です。母親だけが原因遺伝子を持ち、性別にかかわらず2分の1の確率で子に伝わる遺伝形式は常染色体優性遺伝です。細胞質遺伝では母から子全員に伝わり、X連鎖劣性遺伝では男児だけが発症します。常染色体劣性遺伝では両親がともに保因者である必要があり、この家系には当てはまりません。家系図をもとに、遺伝形式を読み取る練習をしておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成