院内助産で体重3,500 g の児を正常分娩した初産婦。分娩第3期までの出血量は…
院内助産で体重3,500 g の児を正常分娩した初産婦。分娩第3期までの出血量は550 mL。胎盤娩出直後から出血が続き、5分間で出血量は100 mL であった。脈拍90/分、血圧100/70 mmHg。子宮底の高さは臍上2横指で軟らかく、弛緩出血と判断し子宮底の輪状マッサージを行い、医師に診察を依頼した。この状況で助産師が行う対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 血管確保輸液や輸血に備え、確保しておく必要があります。
- ⑵ 輸血の準備輸血の判断は、医師が行う事柄になります。
- ⑶ 子宮双手圧迫法子宮を挟み込んで圧迫し、止血を図ります。
- ⑷ 子宮収縮薬の局所投与薬剤の投与は、医師の指示のもとで行います。
- ⑸ 子宮・腟強圧タンポン挿入法タンポンの挿入も、医師の指示が必要になります。
解説
正解は⑴と⑶です。出血が続いており、輸液や輸血に備えて静脈路を確保するとともに、輪状マッサージで止まらない場合は子宮双手圧迫法で子宮を挟み込み圧迫します。輸血の判断は医師が行い、子宮収縮薬の局所投与や強圧タンポンの挿入も医師の指示のもとで行う処置になります。同時に医師へ報告し、子宮収縮薬の投与に備えて準備を進めます。出血量とバイタルサインの変化を、続けて確かめていきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成