A さん(37 歳、1回経産婦)。妊娠25 週3日で妊婦健康診査のため来院した。…
A さん(37 歳、1回経産婦)。妊娠25 週3日で妊婦健康診査のため来院した。これまでの妊娠経過は順調である。前回の妊娠では妊娠31 週で起床後に胎動を感じず、外来を受診したところ子宮内胎児死亡と診断された。原因は不明であった。Aさんは助産師に「寝ている間に赤ちゃんが死んでしまうのではないかと気になって熟睡できない」と話した。助産師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 夜間に数回起きて胎動を確認するよう勧める。睡眠がさらに妨げられ、不安を強めてしまいます。
- ⑵ 主治医に睡眠薬を処方してもらうよう勧める。薬に頼る前に、不安の背景への支援が必要です。
- ⑶ 妊娠中の胎児に関心が向くような話題を提供する。話題をそらすことは、不安の解消になりません。
- ⑷ 妊娠経過が順調であるため再度起こることはないと伝える。再発しないと断定することは、医学的にもできません。
- ⑸ 今後の妊娠管理について主治医と助産師を交えて相談することを提案する。今後の管理を一緒に考え、見通しを持てるようにします。
解説
正解は⑸です。前回の子宮内胎児死亡という体験から不安を抱えているAさんには、今後どのように胎児の状態を確かめていくかを主治医と助産師を交えて一緒に相談し、見通しを持てるようにすることが支援になります。夜間に起きて胎動を確認させることや睡眠薬、話題をそらす対応、再発しないと断定することは適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成