ソクマル助産師

30 歳の初妊婦。身長161 cm、体重88 kg(非妊時体重78 kg)。妊娠…

30 歳の初妊婦。身長161 cm、体重88 kg(非妊時体重78 kg)。妊娠前に高血圧症を指摘されていたが、薬物治療は行われていなかった。妊娠初期は尿蛋白が陰性であった。妊娠33 週0日、妊婦健康診査で、体温37.0 ℃、脈拍78/分、整、血圧156/108 mmHg。動悸、息切れなどの訴えはない。浮腫はない。尿蛋白3+、尿糖(−)、1日尿蛋白量は2.7 g/日であった。腹部超音波検査では、胎児推定体重1,970 g、胎児形態異常はない。この時点で考えられるのはどれか。

解説

正解は⑴です。妊娠前から高血圧があり、妊娠20週以降に新たに蛋白尿が加わっていることから加重型妊娠高血圧腎症と判断されます。妊娠高血圧は蛋白尿を伴わないもの、高血圧合併妊娠は蛋白尿が加わっていない状態を指します。浮腫もなく低蛋白血症の所見もないため、ネフローゼ症候群にはあたりません。重症化の徴候を見逃さないよう、血圧と尿蛋白の経過を追っていきます。胎児の発育の経過も、あわせて確かめることが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成

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