原発性肺癌で正しいのはどれか。
原発性肺癌で正しいのはどれか。
- ⑴ 大細胞癌の頻度が最も高い。最も頻度が高いのは腺癌で、大細胞癌は少数です。
- ⑵ 小細胞癌は化学療法の感受性が高い。小細胞癌は化学療法と放射線治療への感受性が高いです。
- ⑶ 扁平上皮癌は喫煙者には発生しにくい。扁平上皮癌は喫煙との関連が強い組織型です。
- ⑷ 腺癌は喀痰細胞診で早期発見されやすい。腺癌は末梢に発生しやすく、喀痰細胞診では発見されにくいです。
- ⑸ 腺癌は治療標的となる遺伝子異常に乏しい。腺癌はEGFRやALKなど治療標的となる遺伝子異常が多いです。
解説
正解は⑵です。原発性肺癌は組織型により特徴が異なります。小細胞癌は増殖が速く早期から転移しやすい一方、化学療法や放射線治療への感受性が高いのが特徴です。わが国で最も多い組織型は腺癌で、末梢に発生しやすいため喀痰細胞診では発見されにくく、EGFR遺伝子変異やALK融合遺伝子など治療標的となるドライバー遺伝子異常が多くみられます。扁平上皮癌は喫煙との関連が強く、中枢気道に好発します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成