下記は、歴史上のある医師に関する記載である。「1849 年にカナダで生まれ、医師…
下記は、歴史上のある医師に関する記載である。「1849 年にカナダで生まれ、医師としての科学的視点と患者に寄り添う姿勢の重要性を説き、今日の臨床医学、医学教育の発展に多大な貢献をした内科医である。感染性心内膜炎において指趾末端にみられる有痛性皮下出血について記載したことでも知られる。また、“To study the phenomena of disease without books is tosail an uncharted sea, while to study books without patients is not to go to sea atall. ”(患者を診ずに本だけで勉強するのは、まったく航海に出ないに等しいが、反面、本を読まずに疾病の現象を学ぶのは、海図を持たずに航海するに等しい)などの名言を残した。」この説明に該当する人物はどれか。
- ⑴ Albert Schweitzer〈アルベルト・シュバイツァー〉Schweitzerはアフリカでの医療活動で知られ、ノーベル平和賞を受賞しました。
- ⑵ Edward Jenner〈エドワード・ジェンナー〉Jennerは天然痘に対する種痘法を開発しました。
- ⑶ Louis Pasteur〈ルイ・パスツール〉Pasteurは微生物学の発展や狂犬病ワクチンの開発で知られます。
- ⑷ Robert Koch〈ロベルト・コッホ〉Kochは結核菌やコレラ菌を発見し、細菌学の基礎を築きました。
- ⑸ William Osler〈ウィリアム・オスラー〉カナダ生まれの内科医で、Osler結節にその名を残しています。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。William Osler(1849〜1919年)はカナダ生まれの内科医で、ベッドサイドでの臨床教育を重視し、研修医制度の確立など近代医学教育の基礎を築きました。感染性心内膜炎で指趾末端にみられる有痛性の皮下結節は、Osler結節として名前が残っています。「医学は不確実性の科学であり、確率の技術である」などの名言でも知られ、全人的医療の重要性を説きました。他の選択肢の人物は、それぞれ別の業績で知られています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成