冠攣縮性狭心症の胸部症状に特徴的なのはどれか。
冠攣縮性狭心症の胸部症状に特徴的なのはどれか。
- ⑴ 頭痛を伴う。頭痛は冠攣縮性狭心症の胸部症状の特徴ではありません。
- ⑵ 飲水で改善する。飲水で改善する胸痛は食道疾患を示唆します。
- ⑶ 吸気で増悪する。吸気で増悪する胸痛は胸膜炎や心膜炎を示唆します。
- ⑷ 早朝起床前に発症する。早朝起床前の安静時に発作が起こりやすいのが特徴です。
- ⑸ 持続時間は5 秒以内である。数秒以内の胸痛は狭心症らしくなく、発作は数分持続します。
解説
正解は⑷です。冠攣縮性狭心症は冠動脈の一過性の攣縮により心筋虚血を生じるもので、副交感神経が優位となる夜間から早朝の安静時に発作が起こりやすいのが特徴です。持続時間は数分から15分程度で、ニトログリセリンが著効します。わが国に多く、喫煙や飲酒が誘因となります。発作時の心電図ではST上昇を認めることがあります。治療にはカルシウム拮抗薬が有効で、β遮断薬単独は攣縮を悪化させる可能性があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成